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Five Diagnostic Key

【読み】
ふぁいぶだいあぐのすてぃっくきー
【英語】
Five Diagnostic Key
【書籍】
別冊 インプラントYEAR BOOK 2011 現代インプラントの10年とは?
【ページ】
30

キーワード解説

John Koisが2001年に提唱した、インプラントによる前歯部単独歯欠損修復時のリスク診断基準。具体的には、(1)歯牙の位置はcoronal(歯冠側)かapical(根尖側)か、(2)歯肉形態はflat scallop(平坦なスキャロップ)かhigh scallop(高いスキャロップ)か、(3)歯肉のバイオタイプはthick flat(厚い)かthin scallop(薄い)か、(4)歯牙の形態はsquare(四角形)かtriangular(三角形)か、(5)骨欠損の位置はhigh crest(高い)か、low crest(低い)かの5項目で診断を行う。それぞれの項目の後者の状態がハイリスクとされ、その場合は理想的な修復は困難であるため、各種硬・軟組織造成などによりローリスクな状態へと変換するか、インプラント治療以外の補綴法を選択することが推奨される。