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シリケートセメント

【読み】
しりけーとせめんと
【英語】
silicate cement
【書籍】
QDT Art & Practice 2011年2月号
【ページ】
100

キーワード解説

成形歯冠修復材。ポーセレンインレーよりも手軽で、しかも審美性を有するものとして、1879年に英国のThomas Fletcherによって紹介され、1904年に製品化された。審美性があるとともに熱膨張係数が歯質と近似していることが利点であった。逆に欠点は、水や酸に溶解性があることや歯質接着性を有していないことである。さらに、修復後に潜行的に歯髄が失活する症例が多く、耐久性にも劣ることから、しだいに使用されることが少なくなった。