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がん患者歯科医療連携合意書

【読み】
がんかんじゃしかいりょうれんけいごういしょ
【書籍】
歯科衛生士 2011年2月号
【ページ】
38

キーワード解説

がん患者歯科医療連携合意書とは、日本歯科医師会と国立がん研究センターによる合意書で、がん治療前の患者の口腔内の評価、歯科治療や歯石除去、ブラッシング指導などを行い、口腔衛生状態を改善するという医科・歯科連携についての取り組みに関するもの。2010年8月31日に連携の合意書を交わした。これによりがん治療時の口腔環境の改善や、術後の肺炎発生のリスク低減を図ることに貢献できる、画期的な医療連携の枠組みが整理された。と同時に、歯科診療室を中心とした対応が、連携が進む中で病院や施設・在宅へと広がっていき、歯科医師・歯科衛生士には多職種との協働が求められてくる。日本歯科医師会では、全国で研修会を設け、連携体制が構築されるよう事業展開していく。