細胞外基質、細胞外マトリックス
- 【読み】
- さいぼうがいきしつ、さいぼうがいまとりっくす
- 【英語】
- extracellular matrix
- 【書籍】
- PRD 2011年2号
- 【ページ】
- 34
キーワード解説
細胞により、細胞外の空間に形成される構造体の総称。間質と基底膜に大別される。これらの主要成分はコラーゲン、プロテオグリカンなどの高分子である。細胞外基質は生体の三次元的な細胞構造の形成と維持を行う。
そのほか、細胞外基質は成長因子などのように、細胞の増殖・分化等を直接制御する調節因子としての働きがあることも明らかになっている。
創傷治癒における組織修復の足場として、また移植部細胞との相互作用を目的として、細胞外マトリックスが生体材料に使用されはじめている。