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震災関連疾患

【読み】
しんさいかんれんしっかん
【英語】
earthquake-related diseases
【書籍】
歯科衛生士 2011年5月号
【ページ】
40

キーワード解説

震災関連疾患とは、震災によるストレスや生活環境の悪化などによって発症あるいは増悪する疾患を指す。それが死亡に至った場合には「震災関連死」と称され、震災という特殊な事態がなければ助かった可能性のある死亡と定義されている。
阪神淡路大震災においては、震災関連死として922名の死亡が確認されており、そのうちもっとも多かったのが肺炎で223 名(24%)、次いで心筋梗塞、脳卒中の順であった(2004年5月24日付神戸新聞より)。したがって災害後に起きる肺炎を予防するためのケアが重要といえる。