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縮合型シリコーン印象材

【読み】
しゅくごうがたしりこーんいんしょうざい
【英語】
condensation curing sillicone rubber impression material
【書籍】
QDT Art & Practice 2011年6月号
【ページ】
91

キーワード解説

1950年代後半にシリコーンゴムが歯科用印象材に利用されはじめた当初に開発された印象材。ジメチルポリシロキサンとアルキルシルケートを主成分とし、これに有機金属化合物(カプリル酸スズ)を加えると室温でエチルアルコールを放出しながら縮重合反応が進行し、架橋構造を有するゴム状弾性体になる。硬化がシャープで、細部再現性がすぐれていたため、弾性印象体として高く評価された。しかし、硬化時の寸法変化がやや大きく、疎水性であるので印象採得が行いづらいという欠点も有していた。