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付加型シリコーン印象材

【読み】
ふかがたしりこーんいんしょうざい
【英語】
addition curing sillicone rubber impression material
【書籍】
QDT Art & Practice 2011年6月号
【ページ】
92

キーワード解説

高い評価を得ながらも硬化時の寸法変化がやや大きい、疎水性であるので印象採得が行いづらいという欠点を有していた縮合型シリコーン印象材に変わって1976年ごろにヨーロッパで使用されはじめた印象材。ビニルポリシロキサンと水酸化ポリシロキサンが塩化白金酸によって付加重合し架橋構造を生じ硬化する。そのため、反応副生成物がなく、縮合型に比べて寸法安定性がきわめて高い。また、さらなる改良として、ビニルポリシロキサンと水素化ポリシロキサンの側鎖に水酸基を付与し、疎水性の改善を図ったものもある。