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フィッシャーシーラント

【読み】
ふぃっしゃーしーらんと
【英語】
fissure sealant
【書籍】
歯科衛生士 2011年7月号
【ページ】
55

キーワード解説

大臼歯などの咬合面の裂溝を封鎖材で塞ぎ、う蝕を予防するというもの。あるいはその材料自体を指す。材料には、セメント系とレジン系がある。
 裂溝が細く深い場合、溝にたまったプラークを除去することが困難となる。大臼歯の咬合面は、幼児期、学童期にう蝕になりやすいため、早い時期から裂溝をシーラントで塞ぐことで、う蝕予防が期待できる。ただしシーラントは、隣接面に対してのう蝕予防効果は低く、第一大臼歯の萌出がある程度進んだ段階からは、隣接面に対する入念な診査、口腔衛生指導の徹底、フッ化物の塗布や洗口などといった予防処置の併用が求められる。また、シーラントが脱落することもあるため、速やかに填塞するためにもメインテナンスが欠かせない。