専門情報検索 お試し版

ボーンマッピング

【読み】
ぼーんまっぴんぐ
【英語】
bone mapping
【書籍】
QDI 2011年4号
【ページ】
105

キーワード解説

おもにCTが登場する以前に用いられていた歯槽骨顎堤を計測する方法。針やプローブのようなもので直接粘膜を貫通させ、歯槽骨の形態および粘膜の厚みをサウジングするものである。しかし、口腔内を傷つける、顎骨内部の解剖学的情報が把握できない、上顎前歯部のような部位ではボーンマッピングだけでは不十分、などのデメリットもある。近年におけるCTの普及に加え、その利用の簡便さから、被曝などの適正化が不可能な場合を除いてボーンマッピングの有用性は薄れてきた。現在では、歯肉頬移行部から歯冠部までのわずかな、もしくは中程度の骨吸収インプラントケースに望ましいと考えられている。