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フォーカシングスクリーン

【読み】
ふぉーかしんぐすくりーん
【英語】
focusing screen
【書籍】
QDT Art & Practice 2011年8月号
【ページ】
16

キーワード解説

フォーカシングスクリーンとは、カメラの焦点面と同一の距離に設置された、ピントを確認するためのすりガラス状の板。通常のレンズ交換式一眼レフレックスカメラにおいては、この上部にペンタプリズムあるいはペンタミラーを設置して上下左右正像を観察する(プリズム類を介さない場合には上下左右逆像)。すなわち、こうしたカメラのファインダー像はすべてフォーカシングスクリーンを透過した像である。
フォーカシングスクリーンはその粗造面の密度や表面性状によって明るさやピントのみやすさが変化するが、とくに歯科領域において重視されるのは咬合面や正中線を規定するためのガイドライン(格子線など)が描記されているか否かである。一般の一眼レフレックスカメラに附属のフォーカシングスクリーンにはこれらは描記されていないが、機種によっては格子線の入ったものに交換できる。また歯科用と銘打ち、あらかじめ交換されたカメラも市販されている。