長石系陶材
- 【読み】
- ちょうせきけいとうざい
- 【英語】
- feldspathic porcelain
- 【書籍】
- QDT Art & Practice 2011年9月号
- 【ページ】
- 115
キーワード解説
おもにメタルセラミッククラウン(ブリッジ)やオールセラミッククラウン(ブリッジ)において、前装材料として使用される陶材。また、ラミネートベニアやセラミックインレーとしては単独で用いられる。一般の磁器に比べて長石の割合が高く、そのおかげで非常に高い透明度をもっている。色調再現性にすぐれており、天然歯の複雑な色調を再現するため、各メーカーからさまざまな陶材が発売されている。その反面、強度面ではあまりすぐれているとはいえず、クラウンなど歯冠全体を長石系陶材のみで製作しても、長期的な予後は期待できない。