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骨タイプと頬側骨への血液供給の分析に基づいた抜歯窩分類

【読み】
こつたいぷときょうそくこつへのけつえききょうきゅうのぶんせきにもとづいたばっしかぶんるい
【英語】
extraction socket classification developed using analysis of bone type and blood supply to the buccal bone
【書籍】
PRD 2011年5号
【ページ】
86

キーワード解説

頬側骨へは歯槽窩からだけでなく、隣接歯間部の骨からの血液供給も存在するという組織学的所見に基づいた、Al-Hezaimiらによる抜歯窩の分類。Al-Hezaimiらは、隣在歯が抜歯されている抜歯窩では、隣接歯間部からの血液供給が減少して抜歯窩壁の吸収量の増加に影響を及ぼすと考えている。

・クラスI:近遠心に歯周病に罹患していない天然歯が存在する抜歯窩。
・クラスII:歯周病に罹患していない2本の連続した歯が抜歯され、近心もしくは遠心に隣接する天然歯が1本のみである抜歯窩。
・クラスIII:3本もしくはそれ以上の連続した歯を抜歯した結果、近遠心直近に天然歯はない抜歯窩。