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口腔保湿剤の種類

【読み】
こうくうほしつざいのしゅるい
【書籍】
歯科衛生士 2011年11月号
【ページ】
88

キーワード解説

口腔保湿剤は近年多くの製品が発売されている。水と保湿成分からなり、抗菌薬や抗菌成分、香料や甘味料などが添加されている製品も多い。保湿剤の種類には、うがい薬タイプ(軽度の口腔乾燥症の患者さん向け)、ジェルタイプ(中等度~重度の口腔乾燥症の患者さん向け。局所に留まる時間が長いため常時の保湿に向き、口腔ケアでも使用されている)、人工唾液・スプレータイプ(口腔内に噴霧して唾液の不足を補うもの。外出先でも手軽に使用できる簡便性あり)などが挙げられる。それぞれの特徴を考慮し、患者さんの口腔乾燥の程度に応じて選択することが重要となる。ドラッグストアや調剤薬局にて購入ができるもの、歯科医院専売のものなど、販売経路もさまざまであるため、患者さんに勧める場合には購入方法まで案内するようにするとよい。