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副流煙

【読み】
ふくりゅうえん
【書籍】
禁煙 あなたのお口と全身の健康
【ページ】
38

キーワード解説

タバコの煙には主流煙と副流煙があり、喫煙者がフィルターを通して吸い込む白い煙が主流煙、タバコの先端部から出る淡い青紫色の煙が副流煙である。主流煙には200種類を超える有害物質が含まれるが、副流煙のほうがそれらの濃度が高いことが知られている。発がんに関係する物質を例にとると、ベンツピレンは4倍、ジメチルニトロサミンは20倍含まれている。
 通常、タバコをくゆらせているときには、副流煙のほうが周りに多く流れていき、これを他の人が吸い込み受動喫煙を行うことになる。よって、副流煙の受動喫煙者の体に対する影響は重大である。