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骨伝導性

【読み】
こつでんどうせい
【英語】
osteoconductivity
【書籍】
PRD 2012年2号
【ページ】
91

キーワード解説

骨伝導性があるということは、その表面へ骨の形成が促される性質を有することをいう。骨内に埋入するインプラントのほか、移植に用いられるさまざまな生体材料、人工材料がこの骨伝導性を利用している。骨伝導性のある材料は、骨原性細胞の遊走、増殖、分化の場を提供する足場となる。骨伝導では、骨誘導による異所性骨形成とは異なり、近接の骨からの細胞の遊走により骨が形成される。
銅や銀といったある種の材料には骨伝導性はほとんどない。ただし、生体親和性が低い材料にも骨伝導性を有するものがある。