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デンチャースペース

【読み】
でんちゃーすぺーす
【英語】
denture space
【書籍】
QDT Art & Practice 2012年5月号
【ページ】
22、23

キーワード解説

デンチャースペースとは、(1)口腔内の義歯によって占められる部分、(2)歯槽堤の周囲の、義歯に利用可能なスペース、(3)以前に歯や歯槽堤、および周囲の硬・軟組織が位置していた部分で、義歯によって占められる部分、である(以上、GPT-8より)。歯の喪失によって失われた形態・機能・外観を回復・維持することが有床義歯補綴学の目的であるが、無歯顎者では天然歯の喪失により、併せてそれを支える歯槽骨や周囲の軟・硬組織も失われ、上下顎堤間にスペースが生まれる。したがって、このデンチャースペースの概念に基づき、人工歯は天然歯が元あった位置に戻し、義歯床は顎堤の吸収を見定めて吸収した骨の量だけ体積を増す必要がある。