液体注入バルーンを用いた上顎洞底挙上術
- 【読み】
- えきたいちゅうにゅうばるーんをもちいたじょうがくどうていきょじょうじゅつ
- 【英語】
- sinus floor elevation with a hydropneumatic technique
- 【書籍】
- PRD 2012年3号
- 【ページ】
- 70
キーワード解説
液体注入バルーンは既存のピエゾサージェリーなどよりも侵襲をさらに抑える目的で近年用いられている手法で、上顎洞内に設置したバルーンにチューブで生理食塩水を注入して膨らませ、水圧で上顎洞粘膜を挙上する。注入にはシリンジを使い、どの程度膨らませるかのコントロールが容易である。バルーンを用いた方法は側方開窓術と歯槽頂アプローチの双方に用いられており、臨床研究で本法の利点と低侵襲性が示されてきている。