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各団体による歯科衛生士の認定制度

【読み】
かくだんたいによるしかえいせいしのにんていせいど
【英語】
system of officially authorized dental hygienist by each organisation
【書籍】
歯科衛生士 2012年7月号
【ページ】
78

キーワード解説

歯科関係の各学会などが、それぞれの専門性に合致した試験や提出書類などの考査や課題を課し、それをクリアした者に専門的な知識と技術をもった歯科衛生士であることを認定する制度が増えてきている。2012年6月現在、日本歯科衛生士会、日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会や日本顎咬合学会などをはじめ21団体が計26の歯科衛生士認定制度を設けており、その認定は学会によって異なるものの、ケースプレゼンテーションやポスター発表、症例の提出などが課されることが多い。また学会への継続的な参加や発表も求められるため、認定歯科衛生士としての専門的技術や知識の研鑽を持続することができる。
その役割としては、高度な専門の知識と技術をもって患者の健康維持・回復や歯科医療の質の向上に貢献すること、さらに学会での発表による症例やエビデンスの構築、歯科衛生士の存在意義のアナウンスなどが考えられる。