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歯石除去の順序立て

【読み】
しせきじょきょのじゅんじょだて
【書籍】
歯科衛生士 2012年7月号
【ページ】
17

キーワード解説

歯石除去を進めていくにあたっては、歯列を数ブロックに区切り、数回にわたって行うのが一般的であるが、その順序はどこから始めてもよいわけではない。歯石除去後の痛みや咀嚼できるか否か、歯科医師の治療計画、治癒にかかる時間、審美性などを考慮して決めていく。たとえば、治療計画に抜歯が予定されていれば、歯科医師の処置と一緒に歯科衛生士のアポイントをとり、浸潤麻酔が効いている間に歯石除去を実施する。重度の部位では治癒に時間がかかるため、早い段階で処置しておくという考え方もある。その優先順位は、個々の患者の状態・状況によって異なる。