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マルチモダリティ

【読み】
まるちもだりてぃ
【英語】
multimodality
【書籍】
別冊 臨床家のための 矯正YEAR BOOK ’12
【ページ】
55

キーワード解説

マルチモダリティとは複数の異なる医療画像データを一元的に管理・閲覧できるようにすること。歯科におけるマルチモダリティは、CBCT、CT、MRI、非接触型三次元スキャナー、顎運動計測器などがあげられる。これらの装置は従来、別々に情報処理されていた。しかし近年、異なる装置のデータをデジタル形式で一元化し、自由に利用できるシステムが医科を中心に急速に発展してきている。たとえば、異なる情報を持つ画像を重ねることにより、情報量の多い画像診断を行うことや、異なる時間に同一モダリティで得られた画像を比較することにより、長期にわたる解剖学的な変化の観測をするなど、その可能性は大きく、今後の歯科の分野にも大きな変化をもたらすものと考えられる。