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シンバスタチン

【読み】
しんばすたちん
【英語】
Simvastatin
【書籍】
QDI 2012年5号
【ページ】
122

キーワード解説

今日もっとも広く用いられているスタチン系の薬剤の1つで、肝臓におけるコレステロールの合成に関与する酵素の作用を阻害することによって、コレステロールの産生を抑制する薬である。またシンバスタチンは、早期に骨芽細胞中のBMP-2発現を促進することで骨形成を促進することが知られており、骨芽細胞の分化や骨形成の調節に重要な役割を果たす。現在、本薬剤の歯科口腔インプラントへの応用が試みられており、シンバスタチンを溶解したエタノール溶液にインプラントを浸漬することで、表面の骨芽細胞の骨形成能が増加することとオッセオインテグレーションが向上することが示されている。