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2025年問題

【読み】
にせんにじゅうごねんもんだい
【英語】
crisis of increasing elderly population in 2025
【書籍】
歯科衛生士 2012年11月号
【ページ】
80

キーワード解説

2025年問題とは、第二次世界大戦後のベビーブーム期に生まれた団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者に到達するため、医療依存度の高い高齢者人口数が急増する問題のこと。これまでは高齢化が進む「速さ」に問題があったが、今後は「高齢化率の高さ=高齢者数の多さ」が問題となる。高齢者の生活状況、意識、価値観がいっそう多様化することをふまえ、多様なニーズに応えうる医療・介護・福祉サービスの構築が急がれている。要介護高齢者の生活機能を支えるための食支援や地域医療、介護連携などでよりいっそう包括的かつ機能的な対応が求められており、歯科医療者も訪問歯科診療などをつうじて積極的に介入していく必要がある。