専門情報検索 お試し版

ポイント・オブ・ケア法

【読み】
ぽいんと・おぶ・けあほう
【英語】
point of care methods
【書籍】
QDI 2012年6号
【ページ】
83

キーワード解説

ポイント・オブ・ケア法とは、一般的に、開業医、専門医の診察室、病棟および外来患者向け診療所などの「患者の近いところ」で行われる検査の総称で、「患者の身辺での検査」、病院での「ベッドサイド検査」、「中検以外での検査」という定義がなされている。他方、病院での通常検査は、中央検査室で集中かつ大量に検体を測定し、処理されている。ポイント・オブ・ケア法は、患者が検査を受けに行くあるいは検体を検査に送出するのではなく、患者の近くで検査が行われるので、検査結果を即座に医師が判断し、迅速な処置を施し、治療の過程や予後のモニタリングまで行うという診療の質の向上に大きく役立つ方法として注目されている。