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ストレスによる口内炎

【読み】
すとれすによるこうないえん
【英語】
stomatitis caused by stress
【書籍】
知っ得!納得! 健口免疫アプローチ
【ページ】
30、31

キーワード解説

過度なストレス状況下では、生体の自律神経系バランスが崩れて、交感神経系が強くはたらきはじめる。そのため、交感神経系に制御される顆粒球は、口腔内の至るところで常在菌コロニーを攻撃しはじめ、口内炎が増える(=多発性アフタ)原因をつくる。また、ストレスにより唾液の水分量が減る(=口の中が渇く)ことも、歯や食べ物とこすれやすい舌の先端や口角付近に口内炎(=孤立性アフタ)をできやすくする。ストレス下では、たとえばクロモグラニン等のステロイドホルモンの分泌傾向が高まるなど、唾液の性状も変化するため、口腔内が一気に不安定になり、口内炎の発症につながる。