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果物による口腔アレルギー症候群

【読み】
くだものによるこうくうあれるぎーしょうこうぐん
【英語】
oral allergy syndrome caused by fruit
【書籍】
知っ得!納得! 健口免疫アプローチ
【ページ】
69、70

キーワード解説

特定の食べ物の影響で口の中、口の周り、喉の奥が腫れたりムズ痒くなったりする状態を「口腔アレルギー症候群」とよぶ。症状が大きくなると発疹や吐き気、気管支喘息に進んだり、重症化するとショックを引き起こす可能性もある。とくに果物や野菜に含まれる酵素(タンパク質分解酵素)は気道の粘膜周辺から感作されやすく、酵素の作用が強いと上皮粘膜が剥離したり、火傷のように荒れてしまうことがある。代表的な酵素にパパイン(パパイヤ)、プロメライン(パイナップル)、アクチニジン(キウイ)、フィシン(イチジク)などがある。唾液の粘膜保護作用により症状を自覚することは稀であるが、ドライマウス傾向の人や唾液分泌が一時ストップ(急に冷たいフルーツを口の中に入れるなど)して分泌減少傾向にある場合などは「酵素負け」を起こしやすい。対応として、酵素の多くは熱を加えることで分解/変性し抗原性が低下するので、スープや温めて食べるとよい。