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腱鞘炎

【読み】
けんしょうえん
【英語】
tenosynovitis
【書籍】
歯科衛生士 2013年1月号
【ページ】
87

キーワード解説

腱鞘炎とは、腱と、その腱を取り巻く腱鞘との間に起こる障害である。腱鞘炎が起きやすい場所は、主に指の付け根と手首の2ヵ所であり、それぞれに「ばね指」と「ドケルバン病」という特徴的な腱鞘炎がある。手指の使いすぎはもちろん、性別、年齢、糖尿病などの持病も、腱鞘炎の原因として挙げられる。
インスツルメントを使って細かい作業をする歯科衛生士にとって、腱鞘炎はもっとも悩まされる職業病の1つである。仕事に支障をきたさないためにも、ストレッチや温冷交代浴などセルフケアによって、腱鞘炎を予防したり重症化させないことが大切である。