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パピラリー ハウス コンセプト

【読み】
ぱぴらりー はうす こんせぷと
【英語】
papillary house concept
【書籍】
天然歯保存へのチャレンジ&スタディグループのインプラント教育
【ページ】
29

キーワード解説

Gonzalezらが2011年に提唱した歯間乳頭のスペースを「家(ハウス)」にみたて、乳頭の生物学的、形態学的な特性を家の構造のパーツに置き換えて考えるコンセプト。乳頭を構成する要素として、家の屋根のトップ部分をコンタクトエリアあるいはコンタクトポイントとし、家の屋根の傾斜を歯牙や補綴物の表面のラインアングル、屋根と壁との境界をセメント‐エナメル境(CEJ)、家の床をなす部分を歯槽骨頂、そして家の間口は乳頭をサポートする天然歯間の距離と示した。Gonzalezらは、乳頭再生を考えるうえでは、この「家」のスペースがもっとも重要であり、適正なスペース確保が乳頭の形態を維持、再生するために考慮されるべきであると主張している。