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リポ多糖

【読み】
りぽたとう
【英語】
lipopolysaccharide
【書籍】
PRD 2013年1号
【ページ】
3

キーワード解説

共有結合で結ばれた、脂質と糖からなる巨大分子で、グラム陰性細菌の外膜に存在する。リポ多糖に対し免疫系により炎症性サイトカイン発現が誘導され、炎症反応が起こる。リポ多糖は細菌が産生する外毒素と異なり、細菌が破壊されることによりリポ多糖が遊離し、病原因子として働く内毒素(エンドトキシン)の構成成分である。歯周病には歯周病原性細菌のリポ多糖が関与し、歯周病の発症と進行、ならびに破骨細胞の形成にも作用する。