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生体適合性材料

【読み】
せいたいてきごうせいざいりょう
【英語】
bio compatibility material
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2013年3月号
【ページ】
60

キーワード解説

金属アレルギーや患者の審美的要求の高まりから、現代の歯科医療にはメタルフリー臨床の応用が拡大しているが、その理想は口腔内すべての修復・補綴を単一素材で行うことである。そのときに応用すべく修復・補綴物の材料に生体適合性材料(bio compatibility material)の使用が推奨されている。生体適合性材料とは、生体親和性はもちろんのこと、広義では耐久性に優れ、かつ生体の経年的変化に追従できること、操作性が良好であること、臨床応用範囲が広いこと、すなわち生体に優しい歯冠色修復材料ということがいえよう。これにはいわゆるハイブリッドセラミックスやガラスセラミックスなどがあげられる。