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口腔機能の加齢変化

【読み】
こうくうきのうのかれいへんか
【英語】
age-related change in oral function
【書籍】
歯科衛生士 2013年4月号
【ページ】
85

キーワード解説

口腔機能の加齢変化とは、食物の取り込み、咀嚼、咽頭への送り込みが困難になるなどの機能低下を指す。加齢変化が起きる口腔の器官としては、口唇、歯、歯槽骨、舌、唾液腺、軟口蓋、口唇閉鎖関連筋、閉口筋群、頬筋、喉頭上部の筋肉、顎関節、咽頭、喉頭蓋、喉頭が挙げられる。最も顕著な外見上の変化の1つである歯の喪失は、放置すれば咀嚼能率の低下、食事量の減少、食事内容の軟食化を招くため、早期の義歯の作製や調整などで対処する必要がある。この加齢変化には生活背景や個人の食習慣などが大きくかかわり、個人差がある。