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【読み】
ぜつ、した
【英語】
tongue
【書籍】
歯科衛生士 2013年7月号
【ページ】
96

キーワード解説

舌は、動物の口の中心にある、粘膜と筋肉で構成されている器官である。舌の表面を覆う粘膜である舌乳頭には、糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4つから構成されている。このうち、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭に味を感じる味蕾が存在する。また、舌の筋肉には内舌筋(上縦舌筋、下縦舌筋、横舌筋、垂直舌筋)と外舌筋(オトガイ舌筋、舌骨舌筋、茎突舌筋)がある。
 舌には、食物を嚥下したり、言葉を発音する運動器としての機能と、食物の物性や味を感じる感覚器としての機能がある。これらの機能が低下すると、さまざまな症状が現れる。