専門情報検索 お試し版

観血手術時の虚血性心疾患患者の照会ポイント

【読み】
かんけつしゅじゅつじのきょけつせいしんしっかんかんじゃのしょうかいぽいんと
【英語】
Referral point in surgical procedure for patient with ischemic heart disease
【書籍】
そのままつかえる照会状の書き方
【ページ】
17

キーワード解説

(1)現在の病状を照会する。発作の回数が多い、持続時間が長い、安静時にも発作が起こる患者では、歯科治療中に発作を起こす危険が高い。(2)最終発作の時期。(3)治療薬の種類。(4)治療内容として経皮的冠動脈形成術(PTCA)や冠動脈バイパス手術(CABG)を受けているかどうか、ステントが留置されているかどうかを照会する。(5)ステント留置後や再発予防のため服用していることの多い抗血栓薬使用の有無を照会する。(6)心筋梗塞では、不整脈、心不全、脳梗塞、弁膜症、糖尿病を合併している場合があるので照会する。(7)歯科手術の侵襲度を担当医に知らせる。(8)エピネフリン添加局所麻酔使用の可否。(9)胸痛発作を起こした場合の硝酸薬の投与方法と処方の依頼をする。