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口腔外スキャナー

【読み】
こうくうがいすきゃなー
【英語】
extraoral scanner
【書籍】
QDT Art & Practice 2013年8月号
【ページ】
81

キーワード解説

CAD/CAMによる補綴物製作において、口腔外で用いるスキャナー。精密印象・模型製作の工程を経て準備された計測用模型をスキャンする機器。口腔外スキャナーには、接触式スキャナー・非接触式スキャナー・印象用スキャナーがある。接触式スキャナーは高精度に計測可能であるが、コントロールが難しく計測時間がかかり、プローブ径より小さいくぼみは計測できないという短所がある。非接触スキャナーには、スポット光投影法・スリット光投影法・パターン光投影法があり、このうちスポット光投影法は1点ずつ計測するため時間がかかる一方、精度を求められる部位を絞れる、スリット光投影法は計測時間が短く安価である、パターン光投影法はコンピュータ処理能力の向上とLEDの実用化により省電力・長寿命が実現されているという特徴がある。印象用スキャナーは印象面を直接スキャンするもので、細く入り組んだ部分はうまく計測できない場合もある。