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接着の破壊様式

【読み】
せっちゃくのはかいようしき
【英語】
adhesive bond failure modes
【書籍】
PRD 2013年4号
【ページ】
116

キーワード解説

接着強さは応力を加えて破壊検査を行うことにより評価できる。接着の破壊は、おもに以下の三種類が複合して起こる。
(1)凝集破壊
見かけ上接着材層が破壊される。接着材の凝集力を高め、物性を改善する必要がある。
(2)接着破壊(界面破壊)
見かけ上接着材と被着材(接着対象)の界面で起こる。接着材の接着強度が弱い。界面の相互作用の改善や、被着材の表面改変などが接着の向上に必要となる。
(3)基材破壊
見かけ上被着材が破壊される。接着強度は十分だが、被着材の構造/強度について検討の必要がある。