補綴治療の合併症
- 【読み】
- ほてつちりょうのがっぺいしょう
- 【英語】
- complications of prosthodontic treatment
- 【書籍】
- QDT Art & Practice 2013年11月号
- 【ページ】
- 80
キーワード解説
補綴治療後に生じる二次的な疾病のことで、機械的合併症と生物学的合併症に分類される。機械的合併症としては、補綴物の破折、補綴物の維持力低下などが挙げられ、生物学的合併症としては二次う蝕、歯周疾患、歯髄疾患などが挙げられる。昨今ではオールセラミック修復の適応範囲が拡大しており、その合併症率にも関心が高まっている。オールセラミック修復の短期的な合併症率においてはフルメタルやメタルセラミックスなど従来の補綴物と比べ遜色ないとされるが、長期的な合併症率についてのエビデンスはまだ少なく、今後の研究結果が待たれる。