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咬合紙

【読み】
こうごうし
【英語】
occlusal registration paper
【書籍】
これさえあれば明日からできる!新・歯科人間ドック基本マニュアル
【ページ】
85

キーワード解説

咬合紙とは、歯や修復・補綴物における上下の接触関係を確認するための非常に薄い紙のことである。咬合紙を口腔内に挿入するときの注意点としては、受診者は座位で、開口量の測定時と同時に、自然な姿勢で頭部が安頭台から離れるようにし、歯列全体を覆うように咬合紙を咬合面に設置し、ピンセットなどの挿入器具を口腔内から撤去した後にかみ合わせを開始してもらう。こうすることで、口角を引くことなく、自然な咬合位が記録される。咬合位は前方に移動しやすいタッピングではなく、深く嵌合する位置まで数回かみ合わせて記録する。