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ソケットシールドテクニック

【読み】
そけっとしーるどてくにっく
【英語】
socket-shield technique
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2013年12月号
【ページ】
199

キーワード解説

歯槽堤保存(ridge preservation)の1手法。抜歯後の歯槽堤の吸収が束状骨と歯周靭帯の喪失に由来することに着目し、抜歯即時インプラント埋入の際に、すべての歯を抜歯するのではなく、唇側の歯槽骨頂から最長1mm歯冠側の位置(付着上皮最下縁部)から歯周靭帯で歯槽骨と付着している厚さ1.5mm以下の歯片(エナメル質と象牙質で構成される)を意図的に残した状態(近遠心、口蓋側および唇側の残りの根は除去)でインプラントを埋入することで、唇側歯周組織を温存することを試みる手法。2010年にHuzelerらが提唱し、Kanら(2013)は、この考えを隣接する2本のインプラント間乳頭の保存に利用している。