上下歯列接触癖
- 【読み】
- じょうげしれつせっしょくへき
- 【英語】
- tooth contacting habit
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2013年12月号
- 【ページ】
- 46
キーワード解説
上下歯列接触癖とは、安静時に上下の歯を接触させる習癖のこと。いわゆる噛みしめとは異なり、無意識に絶えず上下の歯を接触させている状態。歯を接触させるだけで筋肉(閉口筋)はつねに使われており、これが長時間化すると筋肉の疲労感や顎関節への負担が増え、さまざまな症状を引き起こす要因になる。一般的に、tooth contacting habitを略してTCHと呼ぶ。
TCHは、もともとは顎関節症の原因探しの中で生まれた造語。TCHがあると顎関節症になる可能性が高く、TCHを是正する指導およびTCH予防のための健康教育が必要となる。