暫間的間接覆髄法
- 【読み】
- ざんかんてきかんせつふくずいほう
- 【英語】
- indirect pulp capping method
- 【書籍】
- 別冊 the Quintessence YEAR BOOK 2014 「今だから押さえておきたい! 世界の歯内療法の潮流」
- 【ページ】
- 64
キーワード解説
IPC法、歯髄温存療法ともいわれる。深い象牙質う蝕の症例に適用される術式で、段階的な感染歯質除去(stepwise excavation)で露髄を避けるところに特徴がある。すなわち、感染歯質深層を残置したまま数か月間覆髄剤(水酸化カルシウム製剤など)を作用させ、感染歯質の硬化後や修復象牙質形成後に再度の感染歯質除去(リエントリー)を行うもの。治療期間は延長するが、露髄を避けることの意義から推奨されるべき処置法であるともいわれている。