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TPP(trans-Pacific Partnership)

【読み】
てぃぴーぴー
【英語】
TPP(trans-Pacific Partnership)
【書籍】
歯科衛生士 2014年1月号
【ページ】
50

キーワード解説

TPP(trans-Pacific Partnership)とは「環太平洋経済連携協定」と訳され、「太平洋を囲む国々の貿易に関する取り決め」のことを指す。現在(2013年12月)の交渉参加国は、カナダ、アメリカ、メキシコ、ペルー、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、日本の12ヵ国。
 TPPの基本的な目的は、参加国間で輸出入・貿易関係を活発にし、互いの国を元気にするというもの。それには人やサービス、お金の移動促進のために、国ごとに異なるルールを共通なものにして、参加国間で共有することが必要になる。つまり日本の制度や環境に変化が生じる可能性がある。その変化は歯科界にも波及すると考えられ、1)国民皆保険制度の基本が揺らぐ、2)薬の価格高騰、3)外国人歯科医師の増加、などが予測される。