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歯周病患者における矯正治療中のインプラントの役割

【読み】
ししゅうびょうかんじゃにおけるきょうせいちりょうちゅうのいんぷらんとのやくわり
【英語】
a role of implant during orthodontic treatment in periodontal disease patients
【書籍】
インプラント周囲炎の科学と臨床
【ページ】
29

キーワード解説

従来、歯周病や欠損がある成人で矯正治療が必要な場合は十分な固定源がないと矯正が困難であったが、近年では矯正の固定源としてインプラントを利用し、矯正移動が終わってからインプラント修復を行うことでその範囲が広がったとされている。ワシントン大学のKokichらは、20世紀末から歯周病ケースにおいてインプラントが部分欠損に用いられるようになり、成人矯正が大きく変わったと報告している。
 さらに現在では、この矯正メカニクスを応用して歯根の位置を矯正することにより、歯槽堤をコントロールできる可能性が示唆されている。