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海綿骨

【読み】
かいめんこつ
【英語】
cancellous bone
【書籍】
PRD 2014年1号
【ページ】
22

キーワード解説

骨質の内方を占める。骨小柱(骨梁)が三次元的な網目状の構造を形成している。皮質骨(緻密骨)より構造は粗であるが、空洞部分には赤色骨髄が存在し造血機能をもつ。通常、外力に対応した骨の強度が維持されている。疾患や加齢によって受ける影響は皮質骨より大きく、海綿骨量が減少すると骨折や神経の圧迫を生じる。骨移植においては骨形成能が期待され、腸骨、脛骨、口腔内ではオトガイ部から海綿骨が採取される。