口腔内灼熱感症候群
- 【読み】
- こうくうないしゃくねつかんしょうこうぐん
- 【英語】
- burning mouth syndrome
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス 2014年3月号
- 【ページ】
- 53
キーワード解説
口腔内灼熱感症候群とは、舌、口蓋、頬粘膜、歯肉等、口腔内に痛みを訴えるものの、器質的な異常所見がみられない病態である。痛みの症状が舌のみに限定される場合は、舌痛症と呼ばれることもある。つまり、舌痛症は口腔内灼熱感症候群のなかに含めることができる。口腔内灼熱感症候群を疑う患者の特徴と所見としては、40~60歳台の女性に多く、その痛みを「ピリピリ」「ヒリヒリ」と表現し訴えることが多い。何かに集中している時や食事中は痛みが軽減・消失する傾向がある。なお、英語ではBurning Mouth Syndromeと呼ばれる。