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rubber wedge method

【読み】
らばーうぇっじめそっど
【英語】
rubber wedge method
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2014年4月号
【ページ】
7

キーワード解説

臼歯部のII級窩洞に対する処置としてコンポジットレジン(以下CR)修復を選択することが増えている。一方、不適合な修復物や不整な隣接面形態による清掃性の低下により引き起されたと思われる二次う蝕も増加している。II級窩洞のCRによる再修復を成功に導くためには適正な隣在歯隣接面形態の回復と正確な隔壁法が求められる。従来のメタルマトリックスとウェッジ、バイタインリングによる隔壁法では、メタルマトリックスの硬さのために窩縁全周に適合させることは困難で、結果として適合不良の原因となっていた。これに対し、Rubber Wedge Method では柔軟性が高く、しかもプレカーブが付与されたセルロイドマトリックスと、ゴム紐状のウェッジを用いることで、症例ごとに異なる窩洞外形に、歯肉側だけでなく頬舌側軸面までマトリックスを高精度に適合させることが可能になる。