専門情報検索 お試し版

小窩裂溝

【読み】
しょうかれっこう
【英語】
pit-and-fissure
【書籍】
歯科衛生士 2014年4月号
【ページ】
62

キーワード解説

小窩裂溝とは、臼歯部咬合面や頬側面などに生じるくぼみのことで、大きく4つのタイプ(V型、U型、I型、IK型)に分けられる。小窩裂溝部は自浄作用が悪く清掃が困難なことからう蝕の好発部位として知られているが、中でもI型とIK型は複雑な裂溝が細く深く象牙質近くまで伸びているため特に清掃性が悪い。
 小窩裂溝う蝕の予防およびう蝕進行抑制にはしばしばフィッシャーシーラントが用いられるが、昨今では小窩裂溝を封鎖するだけでなくフッ素のリリース&リチャージ機能などのさまざまな機能がフィッシャーシーラントに付加されている。フィッシャーシーラントを充填することにより、I型やIK型などの複雑な小窩裂溝であってもう蝕予防効果が期待できる。