陽性・陰性症状評価尺度
- 【読み】
- ようせい・いんせいしょうじょうひょうかしゃくど
- 【英語】
- positive and negative syndrome scale: PANSS
- 【書籍】
- 知らなかったではすまされない! 改訂新版 有病高齢者歯科治療のガイドライン 下巻
- 【ページ】
- 133
キーワード解説
精神疾患全般の評価尺度としてBPRS(brief psychiatry rating scale:簡易精神症状評価尺度)が用いられているが、とくに統合失調症の精神症状の評価には、BPRS に基づいたPANSS(positive and negative syndrome scale:陽性・陰性症状評価尺度)が頻用されている。PANSSの評価基準は、陽性尺度7項目、陰性尺度7項目、総合精神病理評価尺度16項目の計30項目から構成されていて、重症度の評価は「先週から現在まで」という特定の期間において、それぞれの項目ごとに、1. なし、2. ごく軽度、3. 軽度、4. 中等度、5. やや重度、6. 重度、7. 最重度の7段階で評価される。