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思春期のメインテナンス中断

【読み】
ししゅんきのめいんてなんすちゅうだん
【英語】
discontinuation of maintenance at puberty
【書籍】
歯科衛生士 2014年6月号
【ページ】
55

キーワード解説

思春期の子どものメインテナンスは中断しやすい傾向にある。その理由としては、「体も心も成長することで大人の管理が及ばなくなる」「メインテナンスよりも関心ごとに時間やエネルギーを費やす」「思春期になると生活環境が変わり忙しくなる」「過去に身につけたとしても、思春期に習慣が乱れやすくなる」などが挙げられる。
 思春期の定期的な来院の目的には、う蝕や歯周病予防、この時期にみられる中心結節や歯列、習癖などのさまざまな問題への対応のみならず、正しい健康観を育てることも含まれる。「生涯にわたってう蝕にさせない、歯周炎にさせない、健康な状態でいられることはすばらしい」という健康観を育てていくために、メインテナンスを中断させないための取り組みが必要である。