時間依存性抗菌薬
- 【読み】
- じかんいぞんせいこうきんやく
- 【英語】
- time-dependent antibiotics
- 【書籍】
- 歯の治療前に読もう! 知って得する・健康になれる
- 【ページ】
- 102
キーワード解説
時間依存性抗菌薬とは、血中濃度が細菌の発育阻止最小濃度(MIC:Minimal Inhibitory Concentration)よりも高く時間が長ければ長いほど効果が得られるタイプをいう。したがって1日の投与総量が同じならば,小分けにして投与することで効果を保つことができる(ペニシリン系、セフェム系など)。いっぽう抗菌薬の血中濃度が高いほど強い殺菌作用を得るタイプは濃度依存性抗菌薬という(アミノグリコシド系、ニューキノロン系など)。