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von Misesのストレス集中

【読み】
ふぉん・みーぜすのすとれすしゅうちゅう
【英語】
von Mises stress concentrations
【書籍】
QDI 2014年4号
【ページ】
97

キーワード解説

von Misesのストレス集中は、一般的にミーゼス応力(あるいはフォンミーゼス応力)と呼ばれ、これはリヒャルト・フォン・ミーゼス(Richard von Mises)が提唱したことが由来となっている。
 ミーゼス応力とは、多方向から複合的に荷重が加わるような応力場において、1軸の引張りまたは圧縮応力へ投影した値のことである。ミーゼス応力は方向を持たないスカラー値であるため、ある部位の応力を参照する場合、最大主応力や最小主応力など多方向の応力を見る必要がなく、1つの値で判断できるので大変有用である。ただし、圧縮か引張りかどうかはミーゼス応力だけでは判断できない。