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急性期病院

【読み】
きゅうせいきびょういん
【英語】
acute care hospital
【書籍】
歯科衛生士 2014年8月号
【ページ】
66

キーワード解説

急性期病院とは、急性疾患や慢性疾患の悪化などで緊急・重症な状態にある患者に対し、入院・手術・検査など高度かつ専門的な医療を提供する病院。救急自動車によって急性期病院に搬送される高齢者は非常に多く、高齢者の10人に1人が搬送されているといわれている。疾病では脳疾患、心疾患、呼吸器の割合が高くなっており、傷病程度も中等症(入院加療を必要とする)以上の割合が高くなっている。
 このように、急性期病院には中等症から重症の高齢者が大勢入院されているため、多くの介護力が必要である。また、従来の急性期病院の医療というと、「患者さんの命を救う・疾患を治す」というものであったが、現在は「命を救い疾病を治す、そして生活の場に戻す」という医療に変わっているため、多職種での連携が不可欠となっている。